国際輸送、少量は航空便が便利。 大量・重いものは船便が便利。

2022/02/05

1、空輸 自社航空機を持っているクーリエ便を使うと便利です。少量のものに向いています。いわゆるドア to ドアです。フォワーダー(乙仲)にお願いすることが不要となります。費用や条件、集荷エリアなどご確認の上、使い分けられることをお勧めします。有名なところでクーリエはDHL,FEDEX,UPS,OCSなどがあります。インボイスもWEB上で作ることができワンストップで集荷まで依頼できます。弊社では最近はDHLさんをよく利用させてもらっています。香港からの輸送は翌日に着くことが多いです。中国からは2日ほどかかります。時期によって違いますので、各輸送会社にご確認ください。ちなみにどちらも会社も荷物の重さと大きさにより価格が決定されます。梱包サイズ 縦×横×高さ÷5000(会社・時期により変わります) で重さに換算し、実際の重さと梱包の重さ換算の大きいほうで価格が決まることが一般的ですので、中身にダメージがない限り、出荷先に小さく梱包することをお願いするのが得策です。

2.船便 大量の荷物が便利です。 コンテナは40feet ,20 feet,混載とあります。少量ならフォワーダーさんにお願いするのが得策でしょう。量の少ないときは空輸で、箱類など大きな荷物は近畿通関株式会社さんでお世話になっています。

船便の有意点はなんといっても大量に輸送するときでしょう。しかし通関がかなり面倒なのも特徴ですが、フォワーダーにお願いするとスムーズに運ぶでしょう。

以下参考までに。
船便・業務通関のメリットは一定物量の商品の配送において、R/Tベースの運賃を享受できる点です。

クーリエや航空便ですとKG単位ですので、500KG貨物/1M3貨物で見て頂ければその差は一目両全かと思われます。

但し、コロナの影響により現在船も大幅な遅延が発生している点と業務通関を行う関係上、クーリエとは違って都度通関申告を通関業者にご依頼頂く必要がある点です。

また審査のハードルも高く、他法令の確認が発生した場合は詳細確認で通関申告が中断してしまう可能性もあります。

税関のホームページ(下記参照)よくご確認頂き、他法令の確認を事前に行って頂く事がとても重要です。

他法令の中には様々な例外規定等も存在しますが、輸入される商品に疑義が生じた場合は、安易に判断せず品物の詳細やその他の関連書類を持って税関相談室や取引実績のある通関業者がいる場合は通関業者にご相談下さい。しかしながら最終的な判断は税関や経済産業省、農水省、厚生労働省等の管轄となりますので注意が必要です。

 

その他にもFBA等特に仕入れ価格が不透明な商品に関しては近年税関もチェックを厳しくしており、

悪質なケースにおいては貨物が数か月港で停滞し、割高な保管料が適用となったケースもございます。

契約金額を証明する輸出入者間の契約書や発注書等を予めご用意頂くと手続きがスムーズです。

また輸入開始前に予め関税消費税支払いの為の「リアルタイム口座振替方式(ダイレクト方式)の導入」の手続きを済ませておく事をお勧めいたします。右記NACCSセンターの申し込み手順をご参照ください。(https://bbs.naccscenter.com/naccs/dfw/web/tetsuduki/realtime/index.html

以上フォワーダー様からの情報ですのでご参考までに。


主な航空輸送会社

DHL :  https://www.dhl.com/jp-ja/home.html
FEDEX:  https://www.fedex.com/ja-jp/home.html

UPS:  https://www.ups.com/jp/ja/Home.page
OCS:  https://www.ocs.co.jp/